EVOLUTION (エボルーション)スポーツスターエンジン

1986年にスポーツスターのエボルーション・エンジンが登場してくる。
ビッグツインと異なりエンジンとミッションが一体構造。エンジンオイル交換時はツインカムの3か所ではなく、2か所の交換になる。


スポーツスターのエボリューションエンジンの一番の特長は左の写真のように4カムがあり、4個のプッシュロッドを個別に押している。
ビッグツインと同様にオールアルミのエンジンで、性能と信頼性が大きく向上した。


排気量は883ccと1100ccの2ラインナップで、フレームはショベルスポーツスターから受け継がれたフレームを採用。現在のスポーツスターに比べても軽量で、またがっただけで、その軽さが判る。
その後、排気量がアップされて1200ccとなり、フロントフォークも35mmから39mmにサイズアップが計られ、軽くて性能の良いスポーツスターは日本でも大人気になる。


2004年にはリジッドマウントからラバーマウントになった新設計のフレームになり、エンジンもヘッド、シリンダー、ピストンなどの主要部品が新しくなり、安定性と耐久性が向上した。シートやシーシーバーなどの適合は2004年から分かれる。

2007年にはスポーツスター全モデルがインジェクション化された。最初はECMがフェンダー上に置かれたのでそれまでのシートが干渉して使えなくなった。