2014年モデルのスポーツスターは外観は変わっていないように見えて、実は2013までとは変更になったパーツが多い。
以下に、2014年式のスポーツスターで変更になった主要のカスタムパーツを説明します。
スポーツスターのマフラー連結管
スポーツスターのマフラーは2013年式までは連結管がマフラーに有った為に、スリップオンマフラーの交換でガスケットの交換が必要だったが、 2014モデルではエキパイ部に移動になった。 連結管がマフラーに無くなり、抜き易くなった。ガスケットの交換も不要になり スリップオンマフラーの交換はかなり楽になった。 しかし2013までのマフラーは外観は似てはいるが装着できないので、注意が必要。
実はマフラーだけでなく、エキパイの形状も微妙に変更になっている。 その為、例えばブラックマフラーに合わせてエキパイにブラックのヒートガードを 付けたい場合に、2013のヒートガードは2014モデルには適合しないので注意が必要だ。
マフラー、エキパイの固定ボルトの位置も変更になったので、 フルエキも互換性が無くなった。2013までのフルエキは2014モデルに 適合しない。
O2センサーの変更
スポーツスターで使用しているO2センサーはそれまでの18mm径のO2センサーから 他のハーレーが数年前に採用を始めた12mm径の小型のセンサーに変わっている。コネクタのピン数も形状も変わっている。 影響を受けるのはインジェクション・チューニングを行う時など。 例えば、エンリッチナーやパワービジョンも適合の型番が変わる。スーパーチューナーのケーブルも変わる。
フルエキを装着する時もO2センサーの径が変わっている。 ただし、18mm径のO2センサーのマフラーを12mm径センサーの車両で使用する場合は、変換アダプタの使用で通常はOK(高さが少し上がるので干渉しなければOK)。
グリップ廻りの変更
グリップ廻りも変わってないように見えて結構変化が有った。 ハウジングは2014年モデルで変更され、2012年以降のダイナやソフテイルと共通のレイアウトとなった。2013スポーツスター用は使用できない。レバーは2014年から全くのオリジナルに変わりました。
2013モデル用クロームハウジング(上)
2014スポーツスター用ハウジングキット(下)
バッテリーの場所
2014年スポーツスターで使用しているバッテリーはこれまでと同じ物だが、車体への搭載方法が少し変わった。 2013まで奥側にマイナス端子があり、エンジンにマイナスケーブルが固定されていたので、手前に引き出す事が困難で、バッテリーを交換したり電装パーツの取付けで端子を緩めるのがかなり面倒だった。 2014では奥側がプラス端子となり、バッテリーの交換や電装パーツの取付けが従来より少し楽になった。
タンデム用パッセンジャーフットペグマウント
2014年のスポーツスターでは、パッセンジャーのフットペグマウントも変更になった。
ソロシートのモデルからタンデムに変える時などは注意が必要です。