ハーレーダビッドソン/ダイナ ローライダー FXDL (2015~2016年モデル)の特徴
本国で復活を遂げたLow Rider。進化して登場。
ハーレーダビッドソンの歴史のなかでも名車として知られるローライダーが2015年モデルで本国仕様でついに復活。
日本では人気が高く2007~2013年もリリースされていたが、本国仕様としてリファインされてリリースされた。2015モデルは以前のモデルと比べて、マフラーが2-in-1になりエキパイの取り回しも変わった。(2017モデルからは従来の取り回しに戻った。)
そして、ヘッドライトがバイザーからつり下げになったなど外観の変化もあるが、ライディングに影響する細かい違いも沢山ある。例えば、ライザーが可変式になりプルバックが調整できるようになりハンドルを交換しなくても調整ができるようになった。さらにシートもパッドで着座位置を前後できるようになった。ステップが前よりなので、平均的な日本人には嬉しい機構。高速でも街乗りやワインディングでも楽しくコントロールできる。
FXDLはまずはマフラーを変えたい
FXDLのノーマルマフラーはFXDなどとは違う2-1のマフラーで、大きさもあり重量もある。
FXDLは軽快なクラブスタイルに仕上げたい。
マフラーはTwo Brothers Racingなどの2-1マフラーがお勧め。
パワーと軽量化と同時に手に入れる事ができる。
音量が大きい場合は専用バッフルを装着すればかなり落とせる。
2015~2016年モデル ダイナ ローライダーのスペック
排気量 cc | 1,584 | ホイールベース mm | 1,630 |
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減速比 | 6段 | 総重量 kg | 311 |
タンク容量 ℓ | 17.8 | フロントフォーク径 mm | – |
最大トルク (Nm)/(rpm) | 116 / 3,500 | ボア×ストローク mm | 95.3 × 111.1 |
シート高 mm | 680 | 圧縮比 | 9.2:1 |
全長 mm | 2,345 | レイク(°) /トレール mm | 30.5 / 128.3 |
全高 mm | 1,185 | ヘッドライト | 55-watt low , 60-watt high |
全幅 mm | 905 | 最低地上高 mm | 105 |
タイヤサイズ(前) | 100 / 90B19 57H | タイヤサイズ(後) | 160 / 70B17 73V |
ダイナのカスタムの注意点
FXDLは他のFXダイナと異なる点がある。
ダイナFXDLのヘッドライト
ヘッドライトが他のダイナはボトムアップ(ボトムツリーから金具で上に取付け)なのに対し、FXDLは多くのスポーツスターと同様のトップダウンで上からつり下げ式になっている。
例えば、LEDのヘッドライトユニットに交換しようとするとLEDヘッドライトは厚みがあるのでシェルに収納しにくい。
このとき、ボトムアップの方が金具が干渉しやすい。LEDヘッドライトの形状にもよるが、FXDLはトップダウンなので収容しやすい。
ダイナFXDLのマフラー交換
マフラーが2-in-1なので、スリップオンだと選択肢が非常に限られる。
しかし、逆にマフラーをフルエキの似合っている物に交換するとガラッと印象が変わり軽快なダイナらしさを取り戻す。
左はダイナに取り付けた Two Brothers Racingマフラー。
ショートタイプだが軽量で、軽快かつ重厚なツインカムエンジンの音になる。
エンドキャップ部分がカーボン素材になっており、質感は高い。
左はサンダーヘッダーを研究して造られた RED THUNDER (独)製のマフラー
構造はサンダーヘッダーと同等でハーレーらしい重厚な音がするが、素材が鉄からステンレスに変わっており、錆びたりする心配があまり無い。
マフラーの内部は燃焼ガスにより結露する事もあり、高熱と合わせて劣化する事があるがこのマフラーは長く高い品質のままである。
このマフラーの良い点は、消音バッフルが用意されている事。音量はうるさ過ぎなくて、ハーレーの低音が響く。
もう少し音量が欲しいという場合は消音バッフルを後ろから抜く事も可能だ。
ECマーク付きなので、オプションの触媒を装着すれば車検もOKと思われる。社外フルエキで・・。
ローライダーにはスポーティなウインドシールドが似合う
ダイナには色々な形状のウインドシールドが多くのメーカーから販売されているが、
ローライダーにはスポーティなウインドシールドが似合う。
メンフィスシェードから2017年に販売開始されたロード・ウォリアーや Conely’s などがお勧め。
一度、ダイナ>ウインドシールドのカテゴリから見てみて欲しい。