Vance&HinesのFUELPAKとは?

バンス&ハインズのフュエルパックは、インジェクション車で燃調をとるためのサブコンです。
設定が簡単で迷わない、という特徴がある。

フュエルパック

フュエルパック

標準装備の車載コンピュータに接続して、インジェクションの補正の役割をする。車載コンピュータと置き換えてしまうフルコンとはこの点で大きく異なる。

フュエルパックは付属のコネクタを車載コンピュータ(ECU)に接続して使用する。

車載コンピュータ(ECU)

車載コンピュータ(ECU)

ECUはシート下にあるので、フュエルパックも同様にシート下へ収納する必要があるが、車種や年式によってはスペースが不足するため、サイドカバー内に入れたり周囲のパーツを移動させる場合もある。

取り付けができたら次に設定を行う。

バンス&ハインズから車両やマフラーの組み合わせごとのデータが公開されているので、あらかじめ調べておく。
自分のハーレーの車両やマフラーの組み合わせのデータが公開していない場合は、問い合わせると教えてくれる。(ワールドモーターライフではもちろんUSAのVanceに問い合わせて日本語説明書と一緒にお届けします)

※バンス&ハインズのホームページで公開データは調べられる。下図のような表が出力される。

設定値のデータ

設定値のデータ

データ入力に使用するディスプレイとボタン

データ入力に使用するディスプレイとボタン

出力されたデータを参照して、フュエルパックにデータを入力していく。
年式により、スロットルのポジションを記憶させる儀式を行う。

※バンス&ハインズから公開されているデータはすべてハイフロータイプのエアクリーナー用なので、ノーマルエアクリーナー装着車ではやや濃いめのセッティングになる。

※フュエルパックではアイドリングを落としたり、回転域ごとに燃調を変えたりはできない。

シート下へ取り付けたところ

シート下へ取り付けたところ

Vance&Hinesからは新しく FUEL PAK fp3 という製品も出てきたが、こちらはスマホを使用して車載コンピュータのマップデータを書き換える方式なので、まったく異なる製品である。