ダイナの純正サスペンションは年式によるが、12インチ、12.5インチ、13インチの三種類である。
それ以下のインチ数のサスペンションの交換すればロースタイルの魅力的なスタイリングが可能。 足つき性などで悩まれている方にもローダウンは非常に有効である。
ダイナのリアサスペンションは通常11インチからとなる。
インチダウンの方法は、よりインチ数の少ないサスペンションに交換するか、またはロアリングキットを使用すると比較的安価にて実現することが可能。
ダイナのローダウン・カスタムと注意点
ローダウン用のショートなサスペンションはストロークが短いので底付き(サスが限界まで縮んでサスとして機能しない状態)しないように強いスプリングを使用しており、バネレートが強く乗り心地も固くなるものが多い。
適度なローダウンカスタムはスタイリッシュだが、乗り心地に若干の犠牲が伴うので、フロントサスペンションやオイルの固さなどにも気を配りたい。
また、低くすると段差を乗り越えた時などにどこかが干渉(フェンダーなどがどこかに接触する)してしまう事もある。
それと、サス交換後は必ずベルトの調整を行うようにしよう。サスの高さが変わるとベルトの張りが変わる為。
ローダウンする時はリアとフロントを同程度下げる事をお勧めしたい。リアだけだとジオメトリーが変わってしまうため。
プログレッシブの11インチ・ショートサス
プログレッシブ430シリーズで一番ショートな11インチサスペンション
ノーマルよりも1ランク上のサスペンション。
不等ピッチ・サスペンションにより小さなギャップにも大きな動きにも対応。
高圧ガスモノチューブを採用し、より快適な乗り心地を実現。
工具を使用せずにプリロードを調整可能。
ローダウン用サス
これはBURLYというメーカーから出ているローダウン用のサス。
ローダウンの用途に絞って設計されており、ローコストなサスながらしっかりとハーレーを支えて仕事を行ってくれる。
ハーレー純正や DRAG Specialties などからもローダウン用のサスが販売されている。
車高調サス
最近リリースされてきたサスペンションでローダウンを目的とした”車高調”サスペンションがある。
車用のカスタム・サスペンションではよく聞くが、文字通り車高が調整できるサスである。
ハーレー用としては今まで無かったサスと思われる。
サスペンションの高さを上下それぞれ1/2インチ程度変えることができるので、変更しながら調整する事ができる。
どこかが干渉した時にも調整により回避できる可能性も高まるのでお勧め。
リジッドサス
極限までローダウンしたい場合は、サスをリジッド(スプリングが無い単なる棒)にしてしまう方法がある。
スプリングが無いので、縮む事が無いので極限までローダウンできる。
ただし、ショックを吸収する機構が無いので、段差などある場合は事前にスピードを落とす必要がある。
ローダウンキット