ツアーパック本体

ハードツアーパックには高さが異なるツアーパックが3種類(キング、チョップド、レーザー)あり、 自身のスタイルに合わせて選びたい。3種類のツアーパックは前後左右の大きさは同じで高さのみ異なる(リッドと呼ばれる蓋の部分は同じ)
社外製のリーズナブルな価格の物もあるが、寸法や機能は純正同等に設計されているが、内部や細部の仕上がりは純正品より劣る。通常使用には問題ないが、塗装面や細部の仕上がりにこだわる方は純正パーツの選択をオススメする。

RAZORツアーパックを搭載する

RAZORツアーパックRAZORツアーパックは高さが低く薄型なのが特徴。
また、バックレストも専用の小型の物(チョップドバックレスト)になる。
積載量は少なくなる(高さがKINGツアーパックに対し、約8~10cm位薄い)が、その分見た目もシャープで FLHXなどにはデザイン的にもマッチする。
リッド(蓋)はキングと同じなので、リッドに取り付けるアクセサリーは同様に取り付け可能。スピーカーポッド等、ボトム部(箱)に取り付けるアクセサリーは取り付け出来ない。

CHOPPEDツアーパックを搭載する

CHOPPEDツアーパックRAZORツアーパックよりやや高く(4cm程度)、KINGよりやや薄い CHOPPED (チョップド)ツアーパックだと Razorより容量が大きくなり、KINGほど厚い印象にならない。
バックレストはキングと同じ物(ラウンドバックレスト)か小型の物(チョップドバックレスト)両方取り付け可能。スピーカーポッド等、ボトム部(箱)に取り付けるアクセサリーは取り付け出来ない。

KINGツアーパックを搭載する

KINGツアーパックKINGツアーパックだと容量は申し分ない。フルフェイスヘルメットが余裕で2個入る。
この収納力は非常に魅力である。
収納力もありスタイルも崩さないハーレーのツアーパックは他に類を見ない逸品だ。
バックレストもパッセンジャーを包み込むような大き目の物(ラウンドバックレスト)が装着されている。
また、アクセサリー類も豊富で色々とカスタムできる。
ただし、1997~2005と2006~2013ではボトムの形状が若干変更されているのでサイドマーカーライトは適合が別れるので注意。その他スピーカーポッド等は両年式ともに取り付け可能。
2014以降モデルのツアーパックはデザインが一新され、収納力がアップしたにもかかわらず、よりスタイリッシュになっている。
アクセサリー類も一部適合が別れるので注意。

良い事だらけのようだが、欠点もある。中に補強の鉄板が入っている事もあり、重くなる。アクセサリーを付けていればなおさらである。高い位置に重いツアーパックが乗るので、フラついたりライディングで重さを感じるようになるかも知れない。足つきに不安がある場合は、より注意したい。また、エアーサスペンション車の場合、サスペンションの空気圧にも注意。