SOFTAIL(ソフテイル)の特徴
リアサス(リアサスペンション)
ソフテイルの一番の特徴は、リアサスペンション。
ぱっと見た感じは、リジッド・サスペンションのように見えるが、スイングアームからエンジン下部分に水平方向にサスペンションがセットしてある。 通常のバイクは サスペンションは垂直なので新鮮なレイアウト。
フレームもタンク下からリアアクスルに一直線に伸びているように見え、実に味のあるデザイン。
リジッドサスでダイレクトに衝撃を伝えたモデルも昔は存在していたが、そんな”ハードテイル”な車種に対比する名前として”ソフテイル”と名前が付けられた。
エンジン
ソフテイルのエンジンは他のツインカム・エンジンとは異なる特徴がある。
バランサーを内蔵し振動を少なくしたエンジンをフレームにダイレクトに搭載する。
対してダイナなどはバランサーのない振動の大きいエンジンをラバーマウントする。
走らせた時のエンジンの印象も異なってくる。
ソフテイルのエンジンに”96B”などBが付くのはバランサーの略。
ホイールとタイヤ
ソフテイルには幅広のリア・タイヤを装着するモデルと、比較的幅が狭いタイヤを装着するモデルがある。 フェンダーの幅も異なり、シートやシーシーバー、ホイールなどの適合が変わってくる。
適合欄に”タイヤ幅何mm以下のソフテイル”といった注記がある場合があるので、注意が必要だ。
マフラー
ソフテイルのマフラーは車種により3種類の適合に分かれる。
FLSTCやFXSTなどは前後にマフラーが並ぶダイナに近いレイアウト。
それ以外の車種は”ショットガン”タイプと呼ばれる上下に並ぶレイアウトになる。
ショットガンタイプもFLSTF系のマフラーとFLSTN系のマフラーでは適合が異なる。 (ぱっと見は似ているが、取り付けが異なる)
ソフテイルの”ショットガン”タイプのマフラーは裏側に固定ボルトがあるが、狭いので手が入りにくく、慣れていないと意外と交換にてこずる事がある。
シート
ソフテイルのシートは車種により4つの適合に分かれる。
ソフテイルのオーナーは自分のソフテイルの事しか頭にないが、ややこしいので注意が必要だ。