ハーレーダビッドソンのダービーカバーを交換する。(ツーリングモデル、ソフテイル、ダイナ編)

インパクトも大きく、人気のダービーカバー画像

ダービーカーバーは交換すると見た目のインパクトが大きい。
交換は比較的簡単なので、とてもオススメしたいカスタムです。

ツーリングモデルでは年式により3種類に分かれている。

これはプライマリーカバーの形状が変わった為。交換の手順に違いは無い。ソフテイルも年式により3種類に分かれる。ダイナはエボリューションとツインカムで分かれる。

ハーレーダビッドソンのダービーカバー交換作業イメージ画像

    

ミルウオーキーエイト・エンジン用ダービーカバー イメージ画像です。
ミルウオーキーエイト・エンジン用ダービーカバー

ツーリングは2016のツインカムと同じ適合。ソフテイルはツインカムとは形状が異なる。ダービーカーバーを変えると個性的なハーレーになる。

ミルウオーキーエイトエンジン用
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ツインカムエンジン用ダービーカバー

それまでの3穴から5穴に変わった。
ツーリング、ソフテイル、ダイナで共通。
2016以降のツーリングはプライマリーカバーが薄型のナロータイプになり、ダービーカバーの形状も微妙に変わった。それまでとは互換性はない。
2015のツーリングでも FLHTKL、FLHTCULはナロータイプを採用しているので注意が必要。
2014以前でもオプションでナロープロファイルプライマリーカバーに交換している場合も適合が異なる。

ツインカムエンジン用
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ツインカムエンジン用ダービーカバー イメージ画像です。
Evolutionエンジン用3穴タイプ のダービーカバー イメージ画像です。

Evolutionエンジン用3穴タイプ のダービーカバー
1984~1999 ダイナ、ソフテイル、ツーリングモデル(1999の車両は3穴と5穴タイプが車種により混在している)

Evolutionエンジン用
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アウタープライマリーカバーの違い 比較イメージ画像
アウタープライマリーカバーの違い

左は2014までのツーリングと2018までのソフテイルとダイナ用。
右は薄くなったナロープロファイル型のプライマリーカバー。組み合わせるダービーカバーも異なる。
2016からツーリングモデルは全車種、右側のナロータイプになった(ミルウオーキーエンジンも同じ)。

タイマーカバーを選ぶ

ダービーカバーを選ぶ時はタイマーカバーや他のエンジンカバーとの統一感もあるので、合わせて検討したい。

<アレンネス>

インパクトのあるデザインでハーレーカスタムで人気のあるメーカー。

アレンネスのベベルド・シリーズ イメージ画像
アレンネスのベベルド・シリーズ
10ゲージ・シリーズ(ブラック) イメージ画像
10ゲージ・シリーズ(ブラック)
10ゲージ・シリーズ(クローム) イメージ画像
10ゲージ・シリーズ(クローム)
<ローランド・サンズ・デザイン(RSD)>

古きよきハーレーを感じさせるノスタルジア・シリーズや透明の窓から内部のクラッチ機構が見えるクラリティー・シリーズが人気。

RSDのクラリティ・ダービーカバー イメージ画像
RSDのクラリティ・ダービーカバー
RSDのクラリティ(ブラック) イメージ画像
RSDのクラリティ(ブラック)
RSDのノスタルジア・ダービーカバー イメージ画像
RSDのノスタルジア・ダービーカバー
<ハーレー純正>

ハーレー純正からも様々なデザインのダービーカバーが出ている。

ハーレー純正のスカル・シリーズダービーカバー イメージ画像
ハーレー純正のスカル・シリーズ。“怖くない”スカルシリーズはアメリカでも日本でも大人気。
ハーレー純正のダービーカバー イメージ画像
シンプルなメーカー名だけのダービーカバーも人気。
ハーレー純正のLive to Rideシリーズダービーカバー イメージ画像
Live to Rideシリーズは古いデザインだが依然人気がある。
<クロームドーム>

ハーレー専用にエンジンのカバーなどを手がけるユニークなメーカー

スカル・デザインダービーカバー イメージ画像
純正よりもちょっと怖いイメージのスカル・デザイン
アメリカンイーグルデザインのダービーカバー イメージ画像
アメリカらしいイーグルをあしらったダービーカバー
ネイティブ・アメリカンのデザインダービーカバー イメージ画像
ハーレー用としては珍しいネイティブ・アメリカンのデザイン

ダービーカバー交換時の注意事項

1.ガスケットが必要

一部のメーカーはガスケットを付属しているが、ほとんどのメーカーはガスケットが別売。
(アメリカにはガスケット専門のメーカーがいくつかある)
ノーマルのガスケットは使いまわせない。なぜなら形状が異なるから。
ハーレー純正でも一部ノーマルと同じ場合があるが、ほとんどのカスタム用は違う形状になる。

ノーマルのダービーカバーへガスケットを取り付けている画像
<ノーマルのダービーカバーとガスケット>
ノーマルはゴムのガスケットが溝に入る構造。
プライマリーからオイルが漏れるのを防ぐ。
ハーレー純正のカスタム用ガスケット ペーパータイプとなっている。画像
<ハーレー純正のカスタム用ガスケット>
ノーマルの細いゴムに対し、カスタム用は面全体で内部のオイルが漏れるのを防ぐ構造。
ダービーカバーの内側には溝が無い。
ちなみに“Towards Clutch”と記載の面をクラッチ側(内側)に向けて取り付ける。
2.カバーを外した時に中のプライマリーオイルが漏れないように注意する。

サイドスタンドで斜めの状態でダービーカバーを外すとオイルが漏れてしまう。ジャッキアップして交換するか、誰かに支えてもらう(座っていてもらう)、もしくはサイドスタンドの下に何かかませてあまり斜めになっていない状態で交換する(反対側に倒れないよう十分注意する)。

3.クラッチ軽減パーツは干渉する。

クラッチ軽減パーツを取り付けている場合は干渉する場合がある。その際はダービーカバースペーサーを使用する。ガスケットもドーナツ状の物を使用する。

クラッチの引き具合を軽減するパーツの画像

ダービーカバーの取り付け

1.ダービーカバーを外す。ツインカムエンジンは1999年以降は5本ネジ。それ以前は3穴。
注事事項に記載のオイルが漏れないように注意しながらネジを緩めてカバーを外す。内部のクラッチが見える。

ダービーカバー交換作業風景

2.ガスケットを交換して新しいダービーカバーを取り付ける。
面でオイルを止めるタイプとリング状で接合面だけでリークを止めるタイプがある。
ほとんどのダービーカバーはどちらでもOK.

ペーパータイプのガスケットの形状2種

3.ダービーカバーをかぶせ、下図の番号順にスクリューを締める。スクリューは均等に徐々に閉め込んでいき、⑤が終わったら①からもう一度全部を締めこむ。
あまり強く締め込むとダービーカバーが破損する恐れがあるので、注意が必要。

ダービーカバーを取り付ける際の締め付け順序についての画像

4.取り付けが終わったら試乗し、オイルの漏れがないかを確認する。

タイマーカバーの取り付け

ダービーカバーを交換したら、タイマーカバーも交換がお勧め。同じデザインの物が用意されている事が多い。左右のバランスが取れたカスタムになる。

タイマーカバーの内部にはオイルは無いので、ダービーカバーより交換は簡単。
ネジを緩めて交換するだけ。

ただし、T-15というサイズのトルクス工具が必要になる。これは多くの車種で車載工具には含まれていないので要注意。

エボリューションエンジン用のタイマーカバーイメージ画像 エボリューション用は2本ネジ

エボリューションエンジンのタイマーカバー(2本ネジ)

ツインカムエンジンのタイマーカバーイメージ画像 ツインカム用は5本ネジ

ツインカムエンジンのタイマーカバー(5本ネジ)

ミルウオーキーエイトエンジン用タイマーカバーのイメージ画像 ミルウオーキーエイトエンジン用は2本ネジ

ミルウオーキーエイト・エンジン用のタイマーカバー(2本ネジ)
エボリューション用とは互換性はない。