フェンダーストラット横のターンシグナルを、ライセンスプレートの根元へ移設するキットの取付方法を紹介する。
ライセンスプレートもフェンダーに沿って斜めになる。
左右両だしのハードサドルバッグを取り付ける場合は、バッグとの干渉を避けるために、このキットで移設しておく必要がある。
※純正型番:60215-06 / ’04以降スポーツスター・’02以降ダイナモデルに適合
まず、ライセンスプレートとテールライトを外す。
ライセンスプレートはスクリュー3本、テールライトは左右2本のスクリューでフェンダーに固定されている。
テールライトをフェンダーから外すと、配線のみつながった状態になる。
中央上部にある2つがそれぞれ左右ターンシグナルにつながる配線なので、この2つのコネクタを外す。(図中の2と3)
コネクタは、上部にあるストッパーを押すと簡単に外れる。
続いて、外したターンシグナルの配線+コネクタをテールライトから分離する。
そのままでは引っかかって抜けないので、コネクタを取り外す必要があるが、
- コネクタの根元から切断→あとからハンダ付け
- コネクタから端子を抜き取り→キットに付属の新しい端子に交換
の2通りの方法があります。
コネクタから端子を抜き取ったり、新たに配線に端子を取り付けたり、といった作業は専用工具がないと難しいため、切断+ハンダ付けが比較的容易です。
次に、ターンシグナル本体をフェンダー横から外す。
配線をテールライトから外したので、ボルトを外せば付け根のターンシグナルサポートからすべて外れるはず。
外れたら、ターンシグナルレンズ(図10)をハウジングから取り外す。コインを横の溝に入れてまわすと外れます。
レンズが取れたら、ハウジングから反射板(8)とグロメット(7)を取り出して、配線を抜き取ります。
次に、キットに入っている、ターンシグナルバーのどちらか片側にターンシグナルを取り付ける。
取り付けに必要なスクリューやカバーはキットに含まれています。配線はバーの中に通せるようになっている。
キットに入っているライセンスプレートマウントにバーを差し込み、反対側にもターンシグナルを取り付ける。
ライセンスプレートマウントをフェンダーに固定し、配線はフェンダーの裏側からテールライト左下部にある穴を通して外側に出す。
先ほど外したコネクタに配線に取り付け(ハンダ付けまたは端子を付けて差し込む)、もとに戻す。
ターンシグナルが正常に点灯することを確認しておく。
キットに付属のライセンスプレートマウントは、米国のナンバープレート用のサイズで、固定用スタッドも4箇所だが、日本のナンバープレートには合わない。
直接取り付ける事が出来ないので、もともと付いている日本用のプレート台座を使用する。
ナンバープレートの位置を合わせて、キットに付属のシルバーのマウントにネジ穴を開ける。
プレートに両面テープを貼り、台座とナンバープレートを接着してスクリューで共締めして完成です。