標準エアーフィルターの交換(オーバルシェイプエアクリーナー)
ハーレーに限らず、燃料駆動の車両にはエアクリーナーがおおよそ装備されている。
エアクリーナーとはエンジンに取り込む空気をろ過するフィルターの事。エンジンに取り込まれる空気は、ガソリンと混合されてシリンダーに送られる。
という事は、フィルターが汚れていたり、劣化していると空気を取り込む事が出来ず、車両のパワーダウンや不調につながる。
人間も鼻が詰まっている状態でジョギングをすると普段のパフォーマンスが出せないがバイクも同様である。
フィルターは清掃する事も可能だが、ここでは新しいフィルターに交換、同時にパフォーマンスアップのフィルターを装着してみようと思う。
勿論、標準フィルターの交換も同様の手順なので、参考にしてもらいたい。
アレンネス!アップグレードフィルター
今回装着するパーツは、ハーレーパーツでは人気のあるALREN NESS(アレンネス)のアップグレードエアフィルターだ。
このフィルターはノーマルフィルターよりもフィルターの幅が厚く、フィルター表面積が22%UPする。エア吸入量が増大し、交換するだけでピークパワーが3hpアップするという高性能フィルターである。
インサートの取り外し
まずは、標準のエアクリーナーのカバーを外す為に、2本のボルトで止まっているインサートを外す必要がある。
1/8のヘックスレンチで見えている2本のボルトを外す。
特に気を付ける事はないが、比較的小さいボルトなので紛失しないよう気を付けよう。
エアクリーナーカバーを外す
インサートを外すと、写真のようにエアクリーナーカバーを止めているボルトが現れる。
5/32のヘックスレンチを外すとこちらのカバーも取り外す事が出来る。
当然だが、このカバーを外せばノーマルのフィルターも一緒に取れるので、一気にボルトを取って落とさないように注意しよう。
バックプレートについて
フィルターを外すと、エアクリーナーのバックプレートが現れる。
今回は、フィルターの交換のみなのでここまでだが、カスタムのエアクリーナーに変更する時には、左右に見えているブリーザーホースを外すとブリーザーボルトの頭が現れる。
中央にあるスロットルボディを抑えている三本のボルトを外すと、バックプレートが取れる。
カスタムエアクリーナーへの変更はまた別の機会に紹介しよう。
フィルター交換完了
バックプレートまで露出ができたら、標準のフィルターと交換フィルターを交換し、外した時の逆の同線で取り付けるだけである。
装着が完了したら、ボルトの緩みがないか、フィルターにつまりがないかを確認しよう。
上がノーマルのエアフィルターで、下がアレンネスのアップグレートフィルターである。
一見でも分かるようにフィルターに厚みが出ている、取り付けに要した時間は5分程だが、性能のアップはかなり実感できるはずだ。
アップグレードフィルターでなく、ノーマルの交換フィルターに変更しても汚れていたり、ヘタっている時と比べて性能に違いを感じる事が出来るので、パワーダウンやパフォーマンスダウンを感じたら、是非フィルターの交換をお勧めしたい。