2020 FXLRS(ローライダーS)とFXLRとの違いとカスタム

2020FXLRS(ハーレー、ローライダーS)

2020ソフテイルで新モデルFXLRS”(ローライダーS)”がリリースされた。

ツインカム時代も”ローライダー”は非常に人気で、”FXDLS”というスペシャルで非常に評判の良いモデルがあったが、M8モデルでも遂に復活した。

早速、FXLRローライダーとの変更点を確認してみよう。

FXLRS(ローライダーS)

FXLR(ローライダー)

まず、排気量はFXLRが107ci(約1755cc)、FXLRSが114ci(約1868cc)となり100cc以上の差がある。

ちなみにFXDLSとFXLRSは排気量が同じ114ciである。

またFXLRSにはFXDLSと同様の、クラブスタイルをイメージさせるビキニカウルも装備されている。

色も違う。FXLRはクロームを基調としているが、FXLRSは黒をベースとなり、エンジンもマフラーもエアクリーナーもフェンダーストラットもフロントフォークも全てブラック。イメージは大きく変わっていて、カスタムパーツの選び方も変わってくる。

FXLRSのフロントフォークはFXFBモデルと同じ倒立フォークが装備されており、剛性が上がりワインディングやコーナリングなど素直なハンドリングが楽しめそうだ。
しかし、フォーク径の違いからウインドシールドの適合は注意する必要がある。
正確にはマウントのクランプ径がFXLRとは違うので、よく確認しよう。

フロントブレーキはダブルディスク&ABSなので制動性も抜群である。マスターシリンダーピストンの径がダブルディスク用の為、FXLRより少し太くなっているので、マスターシリンダー廻りのカスタムの際は注意が必要。
ブレーキ、クラッチ、レバーは2015モデル以降、今現在(2019/1月)までは共通になっている。

FXLRS(ローライダーS)

FXLR(ローライダー)

シートは車両のイメージを決める大事な部分の一つだが、FXLRではスッキリとしたデザインの2upシート(2人乗り用)が採用されている。
FXLRSは標準でソロシートが装備されており、レーシーな雰囲気が漂っている。

社外のカスタムシートに変更する場合は、両モデル共に共通なのでFXLR用のシートがそのままFXLRSにも適合する。

また、ハンドルも大きく変更されている。
FXLRSのスマートなハンドルは、標準で4インチのライザーとモトクロススタイルのハンドルバーが装着されている。ライザーの変更で容易に高さも変えられるので、カスタムの幅も広がりそうだ。
対してFXLRは形状的に、どっしりとした印象だ。

ハンドル幅は、FXLRS:850mm、FXLR:96,5mmとFXLRのほうが幅がありゆったりと乗れるポジションになっている。

FXLRSのカスタム

ミルウォーキーソフテイルをカスタムする際に、フットペグとダービーカバーに注意が必要なのは前項で紹介しているので参考にしてほしい。


マフラー

マフラーはFXBB(ストリートボブ)と同形状となっている。
わずかに上下のマフラーをずらしFXLRとはまた違った外観になっている。
しかし、スリップオンマフラーの適合は、FXBB、FXBR/S、FLSL、FLFB/S、等と同様にFXLR、FXLRSも適合する。


テールライト

テールライトはFXLRが通常のバルブ球タイプなのに対して、FXLRSではLEDテールライトが標準装備となる。
ウインカーはどちらもバルブタイプになっている。


リアサスペンション

リアサスペンションも変更され、FXLRSは専用サスとなっている。
写真も無く詳細は不明だが、シート下にFXFB等に採用されているアジャスターがあり、それを回し調整するようだ。

プリロード調整も簡単に調整できるようになっている。

※写真はFLDEです。

オススメのカスタムパーツ

ローライダーSのスタイルと言えばまず初めに思いつくのはワルいイメージ、ドラッグスタイルやスピードクルーザーだろう。

これからはスピードクルーザーに纏めるカスタムパーツを紹介する。

ローライダーSの個性を追求する。

ローライダーSはご存じの通り、そのままでカスタムされたスピードクルーザーだ。

こちらのページを御覧いただいているという事は、人とは一味違う自分だけの車両を思い描く方々に違いない。

まずは思い切ってフェアリングの変更をオススメしたい。

【純正】 57070-97DH:H-Dデタッチャブル・クォーターフェアリングキット ビビットブラック

こちらは弊社にて販売しているクォーターフェアリングキットだ。

まずは横からのイメージ。

純正のカウルとは違い、かなりエッジの効いた印象を感じる。

元から装備されているヘビーブリーザーにも負けない印象を受ける。

次は正面から見てみよう。

正面からのイメージ、お分かりになると思うが、強烈に印象が変わる。

颯爽と風を切りつける姿は、更にカスタムされたローライダーSだと一目でわかるだろう。

比較的小ぶりな標準装備のフェアリングからマッシブな雰囲気のフェアリングへと変更する事で、更なるカスタムへのステップとなる。

【純正】 57070-97DH:H-Dデタッチャブル・クォーターフェアリングキット ビビットブラック

QFB20LRS:BUNG KING クォーターフェアリングブラケット 2020 FXLRS

次はマフラーを攻めよう

第一印象の面構えをカスタムしたら次はサウンドを攻めよう。

やはりオススメのマフラーは2in1だろう、力強いサウンドやマッシブな作りはローライダーSのイメージにピタリと当てはまる。

THRASHIN SUPPLY・BASSANI・TWO BROTHERS RACING,・RED THUNDER等様々な2in1マフラーが存在するが、筆者がオススメするのは…

THRASHIN SUPPLY

こちらのマフラーの特徴は、エンジン特性に合わせた様々なバリエーションがえらべる事だ。

■107ciエンジン向け。
低速トルク重視型。
音量やや大きめ。

■107ci~114ciエンジン向け。
中高回転域でのパワー重視型。
音量大。

■ハイカム・ハイコンプエンジン、107ci~124ciエンジン向け。
音量特大。

■フルチューンエンジン、117ci~131ciエンジン向け。
中高回転域でのパワー重視型。
音量爆音。

上記の4種類・ブラック、ポリッシュの2カラー展開となる。

2in1マフラーの中でも、THRASHIN SUPPLYをオススメする理由として、車体後方へ向けて跳ね上がる切り詰めたような形状だろう。

またポリッシュカラーの溶接痕等もとても魅力的だ。

左は参考画像のRED THUNDERこちらもまた、サウンドも含めとても恰好良い。

左は戻ってTHRASHIN SUPPLYのマフラーだ。

エキパイの取り回しの違いや、僅かな角度の差から生まれる無骨さや迫力の違いは如実なモノとなる。

SEL-TSC-1300-1-1:Thrashin Supply アンチ・リバージョン・フルエキゾーストマフラー テーパー ブラック

SEL-TSC-1300-2-1:Thrashin Supply アンチ・リバージョン・フルエキゾーストマフラー テーパー ポリッシュ

エアクリーナーについては…

吸排気系は併せて購入する事をオススメする。

スピードクルーザーで長い距離を走るなら、どんな時でも走れる全天候型のエアクリーナーを選びたいパフォーマンスも欲しいデザインも…

欲張りな筆者の趣味となってしまうが、最新のエンジンにクラシカルなタイプのエアクリーナーの組み合わせがとても粋に感じる。

そこでこちらをオススメしたい。

S&S ステルスエアクリーナーキット

スピードクルーザーカスタムをされている車両を見ると国内の方は激しい形状のヘビーブリーザーを選び、海外の方はシンプルなラウンドタイプを選ぶ傾向が強い。

間を取る訳ではなく、様々なスタイルを楽しみたいオシャレな方にこちらをオススメしたい。

質実剛健なS&Sのクラシカルなタイプともなれば間違いは無いだろう。パフォーマンスを追い掛けたければトールタイプフィルターのオプションもある。

特筆すべきは上記でもお伝えした様々なスタイル。

こちらの商品は実に様々なカバーへ交換が可能だ。

下記にて一部の画像を見てみよう。

   

   

S&S トリビュートカバー STEALTH エアクリーナー

ブラック クローム

前方のインテークを覗き込めば、速度を出せば出すだけ吸入量は増えそうだ。

上記のクロームカラーもクラシカルな印象が際立つ。

車体とのコントラスト次第では非常にレーシーな印象も得れる。

過激ではないがスペック・無骨なデザイン、どれをとっても申し分のない商品だ。

車体の全体をイメージする際、マフラーとフェアリングの間を繋ぐ大事な中継ぎはこちらを強くオススメする。

   

   

S&S STEALTH・エアーストリーム エアクリーナーカバー

 ブラック クローム 

こちらは流れるようなデザイン、ベンチレーションの配置、クロームカラーに至っては艶めかしさすら感じる魅力的なカバーだ。

   

ステルスエアクリーナー用 ティアドロップカバー

クローム ブラック

エアクリーナーと言えば…ティアドロップと手を挙げる方も多いだろう。

オーセンティックでどんな組み合わせにも映える、デニムパンツのような存在。

   

S&S STEALTH エアクリーナーフェースプレート Tri-Spoke

エクストリームなデザインをお求めの方にはこちらのようなカバーもある。

STEALTH エアクリーナーフェースプレート Torker

車両を激しくカスタムされている方にはオススメ出来る。

パフォーマンスの高さがうかがえる形状だ。

   

    

S&S STEALTH・マッスル エアクリーナーカバー

アメリカンクオリティを全開で表現するならこちらだろう。

マッスルとは如何に?と問いかける方にはこの商品をぶつけたい。

ボンネットピンを彷彿させるピンを含めた全体像はマッスルカーを連想させる。

大排気量の車両にはもってこいだろう。

  

  

ライザーとハンドル選びは慎重に…

ライザーとハンドルを選ぶ事。

こちらは一番真剣に考えるべき項目だろう。

操作性の変化とは、ライダーにとって大きな変革をもたらす事になる。交換等の経験がある方はご存じの方が多数なはず。

ともあれ、実際にどれほど変わるのかと言えば、現在取り付けているハンドルでもお試しいただける。

ハンドルクランプボルトを緩めて、現在取り付けているハンドルの取り付け角度をずらしてみよう。

数キロ走るだけで、余り大きくずらさなくてもその差は歴然となる。

実際に商品を選ぶとなると試しに取り付けを…というわけにも行かないので自分の一番理想のポジションを鮮明にイメージする事。

この努力を怠らなけば、理想に限りなく近づくことは間違いない。

HCP-007-B:Hard Case Performance 7インチライザー ブラック

筆者としてはこちらのライザーをオススメしたい。 

各種サイズはあるがこちらでは7インチを紹介する。

ダートトラックレース・Super Hooliganにインスパイアされた商品と言えば察しがつく方もいるだろう。

Hard Case Performance製のこちらのライザーは洗練されたデザインとは裏腹に12個のクランプボルトや多角形のの抜き穴により高い剛性を得ている。

上記でお伝えした剛性について、拡大画像を見れば頷かざるを得ないだろう。

HCP-007-B:Hard Case Performance 7インチライザー ブラック

続いてはハンドルバーだがクラッシュバーが人気の…BUNG KINGだ。

CHB-T:BUNG KING CR High Bend 1インチ ハンドルバー

BUNG KINGと言えば極厚パイプのクラッシュバーのイメージが強い。

餅は餅屋に聞けとはいうが、やはり良質なパイプの仕入れが出来るメーカーのハンドルをオススメしたい。

例えばBUNG KINGのハンドルであれば…

こんな事が出来る。(高度な技術が必要)

この剛性の高い作りは、お世辞にも高いとは言えないアメリカンクオリティを補って余りあると断言ができる。

ライザーの取り付け部や、パイプのベント角一つを取っても、パイプの取り扱いに長けているのが伝わる。

CHB-T:BUNG KING CR High Bend 1インチ ハンドルバー

FXLRにシーシーバーはいかがだろうか

  

FXLRにシーシーバーはいかがだろう。

ハーレー・ローライダーという名称の響きを聞くだけで、筆者は思い描いてしまう。

シーシーバーへバッグを括り付け、アウトロー感あふれるロングツーリングへ出る事。

ゴージャスにまとまったFXLRにアクセントとしてデニムブラックのシーシーバーをオススメしたい。

一本ごとに職人がハンドメイドにて製作している。

Top Hand Venturesのシーシーバーはいかがだろう。

他のシーシーバーとは比較にならない重厚感があり、

質実剛健な風格溢れるシーシーバーに仕上がっている。

Top Hand Ventures 16インチシーシーバー デニムブラック パッド用マウント付

Top Hand Ventures 16インチシーシーバー デニムブラック

シーシーバーを取り付けた後は、とことんアウトローに浸るカスタムパーツはいかがだろうか。

シーシーバー用ナンバープレートマウントベース

こちらはシーシーバー用ナンバープレートマウントベースとなる。

好みによって仰角・俯角の角度調整が出来る。

シーシーバー用ナンバープレートマウントベース ブラック