ストリートボブはMilwaukee-Eight 114を引っ提げてやって来た。
これにより、ダイナストリートボブから続く系譜は、ポップな雰囲気とワイルドなスぺックを兼ね備えたモデルとなった。
わずか3,000回転で119フィート・ポンドのトルクを発揮するという、Milwaukee-Eight 114 V-twinエンジンをソフテイルシリーズ最軽量のボディに搭載する事により、ストリートボブ107と比べて0-96.56 km/h(時速)が9%速くなり、5速での96.56-128.75 km/h(時速)の加速が13%速くなった。
車両のカラー設定によって、ポップでストリートチョッパーライクな印象を感じるが、こちらの表情とは裏腹に暴力的なスペックを秘めている。
サスペンションには、ゲイター付デュアルベンディングバルブフォーク(無調整)とプリロード調整式のシングルショックを採用している。
こちらによって暴力的なスペックは、しっかりとした走行性能の裏打ちをされている。
車重の重いイメージのソフテイルモデルだが、ダイナ時代のストリートボブより8kgも軽量になっている。
また、今年より新たにパッセンジャーシートとペグが標準装備されており、エンジンスペックも相俟って軽快なタンデム走行が可能だ。
FXBBS ストリートボブ114のスペック
排気量 cc | 1,868 | ホイールベース mm | 1,630 |
---|---|---|---|
減速比 | 6段 9.311 / 6.454 / 4.793 / 3.882 / 3.307 / 2.79 | 総重量 kg | 297 |
タンク容量 ℓ | 13.2 | フロントフォーク径 mm | 49 |
最大トルク (Nm)/(rpm) | 155Nm / 3,250rpm | ボア×ストローク mm | 102 × 114 |
シート高 mm | 680 | 圧縮比 | 10.5:1 |
全長 mm | 2,320 | レイク(°) /トレール mm | 30 / 157 |
全高 mm | – | 最低地上高 mm | 125 |
全幅 mm | – | タイヤサイズ(前) | 100/90B19,57H,BW |
主要装備 | ABS、2.14インチLCDディスプレイ | タイヤサイズ(後) | 150/80B16,77H,BW |
FXBBS ストリートボブ114 のカスタムについて
マフラー
FXBBSのカスタムについてはキャラクターを損なわないカスタムをオススメしたい。
ブラックパーツの多い FXBBSには差し色がとても映える。
のマフラーはいかがだろうか。
Thrashin Supplyらしく、無骨でありながらもスタイリッシュなデザインはFXBBSに打って付けだろう。
エキパイ周りのとても目を引く形状は、他に類を見ない物となっている。
その独特な形状は、1-3/4インチから1-7/8インチに径を増し、その連結部分にチャンバーを設けることで排気の吹き戻しを防ぎ、スムースに流すことでエンジンパワーを効率よく引き出す構造となっている。
パワーはマシマシでキメよう。
※取り付けにはパッセンジャーペグのリロケーションが必要です。
※マフラー側のO2センサーキャンセルをするか、またはO2キャンセラーの装着が必要になります。
動画はコチラ→Thrashin Dual Exhaust Install & Sound Clips!
サドルバッグ
キャッチーなタンクペイントがとても目を引くFXBBSだが、取り付ける小物等にもポップな印象が欲しい。
そこで、個性が光るサドルバッグをオススメしたい。
Ends Cuoio(エンズ・クオイオ)、イタリアの陽気さを感じるメーカーアイコンからは想像もつかない程、とても良質なレザーを使用したサドルバッグを製作するメーカーだ。
「私たちの製品は単なるモノではなく、旅のパートナーなのです。サドルバッグやシートはオートバイに乗る人の魂、決意、スタイルを共有するものなのです。 」
「すべてのバイカーは私たちの家族の一員です。私たちは製品を販売するだけではなく、情熱とライフスタイルを共有しています。」
そう言い切るメーカーのレザーは、厚さや色艶・シボ具合は、ベジタンレザー最高峰で流石としか言いようの無い仕上がりだ。
それもそのはずで、サドルバッグとシートの製造に必要な手作りの工程では、トスカーナ地方の中心部にある最高のタンナーが自ら厳選した植物性タンニンなめし革のみを使用している。
また、Pelle Conciata al Vegetale in Toscana という、100年以上の前から定められている伝統に忠実な技術生産規定に則り、 伝統と最新技術を組み合わせた製品を製作している。
シンプルな製品に見えるが、他社製品とは余りにも違う。
御覧の皆様にも機会があれば是非、他社製品と比較をしていただきたい。
極厚の縁取りレザーへ頑丈そうなダブルステッチは、言わずもがなな強度だろう。
それに加えて、車体へ固定するベルトフープ部はアルミ板にて補強をされている。
凛然とした立ち姿は、適切なパイピングや縫製処理によって成されている。
Ends Cuoioの型押しロゴが光るこのバッグ、FXBBSのキャラクターをよりポップでより実直に支えてくれるのは間違いないだろう。
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エアクリーナー
FXBBSにて搭載されたMilwaukee-Eight 114を堪能すべきだ。
形状的に十分な個性のある114のエアクリーナーを生かす為には、このメーカーのカバーがいいだろう。
THUNDER BIKE (サンダーバイク)は1985年より営業している老舗ショップだ、現在はハーレー正規ディーラーでもあり、カスタムパーツ業界を牽引する代表的なパーツサプライヤーとなる。
ドイツというお国柄も相俟って、製品の出来は折り紙付きだ。
どれだけしっかりとした技術で製作をしているのだろうか、海外製品とは思えない程のクオリティの高さだ。
一聴しただけでは「たかがカバー」と言う人もいるだろう。
Milwaukee-Eight 114用のチャンピオンベルトとも言えるこの美しいカバーを目の前にして、同じ言葉を発する人はいるだろうか。
正規のディーラーだからこそ出来る、車両との相性を考え、シリンダー周りに寄り添ったデザイン。
正確無比なCNCマシンによるカットライン。
美しいエッジより、加工精度の高さが伺える。
車両に取り付けた絵で見て取れるかと思うが、圧倒的な存在感だ。
だが、FXBBSの強烈なキャラクターにかかれば全体的に纏める事などは容易いことだろう。
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