Two Brothers Racing(ツーブラザーレーシング)の2in1マフラーは、クラブスタイルが定着した昨今では代表マフラーと言っても過言ではないだろう。
エンジンに沿うようなエキパイのカーブ、アクロバット走行でも邪魔をしないようショート状なスタイルとなったエキゾースト。
このマフラーが人気が出るのもとても理解できる。
但し、見た目通り、音量も激しく主張が強いので、爆音が好きな人には良いが、住宅街に住んでいたり、大きすぎる音量はNGっていう人にはお勧めできない。
それでもこのマフラーを装着したいっていう人も多いので、今回はバッフルの装着方法を説明しよう。
TBRのマフラーはほぼ直管
写真を見てもらうと分かるように、TBRのマフラーは内側にメッシュが張られているだけで、排気ガスを妨げる物は何もついていない。
これは、排気ガスの流動を良くする事でマフラーのパフォーマンスを上げているのだ。
その為、音量は最大限に大きくなってしまう。
TBRのバッフルは2種類ある
右の写真でも分かるようにTBRには2種類のバッフルがある。
これは、どちらかが消音効果が大きいとかではなく、マフラーの新旧でバッフルの装着方法が変わる為だ。
写真左に写っている、左右にボルトが付いているタイプは現在、販売されているTBRのマフラー用となり、頭が大きくなっているバッフルは仕様変更前の古いTBRのマフラー用となるので、購入の際には気を付けよう。
TBRの新旧マフラーの見分け方
上で説明したように、新旧マフラーで使用出来るバッフルが異なる為、現在、装着しているマフラーがどちらなのか確認しておく必要がある。
左の写真を見るとすぐに分かるが現行のマフラーはサイドにリベットが打ち込まれている。
旧型のマフラーはエンドキャップのボルトと共締めになるので、バッフルの購入前に必ず確認しよう。
エンドキャップを外す
まずは、TBRマフラーの代表格ともいえる、カーボン調のエンドキャップカバーを外す。
4本のボルトで固定されているだけだが、走行中に外れないようにネジロック剤がついているので結構固めになる。
外す時にはボルトを対角線上に外すように
バッフルを挿入する
エンドキャップが外れると、写真のようにつぼんだパイプが現れる。
そのパイプに、用意したバッフルを差し込むと、規定の場所でバッフルが引っ掛かり止まる。
※バッフル左右についているボルトは外しておく事
バッフルを固定する
バッフル単体の時にバッフルの両脇に装着されていたボルトは覚えているだろうか。
その固定ボルトは、マフラー本体とバッフルを止める為に非常に重要なボルトなので無くさないでほしい。
バッフルにネジ切の受けがあるので、そこにバッフルと共締めしてバッフルを固定する。
位置や向きがズレているとしっかり入らないので、片方が入らない場合には片方を緩めたり、場所を変えたり調整が必要。
バッフル挿入後
バッフルが挿入できたら、最初と同様にエンドキャップカバーを付けて完了。
装着前と比べると向こう側がほんの少しだけ見える程度になる。
これで大分音量は下げられるので、TBRのマフラーを装着して音量が大きいなと感じた場合にはバッフルの挿入をお勧めする。