
ハーレーには初心者でもカスタムが可能なところがいくつか存在する。
その中の一つである、ダービーカバーを交換してみようと思う。
交換方法は至って簡単だが、内部にオイルが入っているので取り付け方法を一つでも間違うとオイル漏れの原因になる為、注意をしてほしい。
ちなみにプライマリーオイルの注入口も同じ箇所なので、同時にプライマリーオイルの交換をしておくと手間が省けて良い。

ダービーカバーを用意する
一重にダービーカバーと言っても様々なメーカーから様々なデザインの物が存在する。
ダービーカバーは車両の左側で大きく目立つところなので、車両に合わせた個性的なデザインにするか、シンプルなデザインでいくかカスタム趣向や好みで決めてもらいたい。
専用ガスケットを用意する
M8エンジンになると、ダービーカバーガスケットはかなりシンプルになった。
また、ツインカムの頃のようにカスタムのダービーカバーに変更してもガスケットは標準と同じ物が使用可能である。
ガスケットは必ずではないが、オイル漏れの原因になるので、出来ればダービーカバーの交換の際には一緒に用意してほしい。


標準のダービーカバーを外す
必要なパーツが揃ったら標準装備のダービーカバーを外す。
左の写真を見てもらうと分かるように、ボルトの外し方は基本的に対角に外すのがセオリーである。
①番から⑤番まで順番にボルトを緩めていくとカバーが外れる。
ちなみに使用する工具は、トルクスのT25。
ダービーカバーを外した状態は
標準のダービーカバーを外すと、プライマリー内部が見える。
ちなみにプライマリーオイルの注入量が多いと、カバーを外した時にオイルが漏れるので、オイルキャッチャーなどを用意しておくと良い。
右の写真の渕にはまっているのが序盤で紹介したガスケットである。


ダービーカバーガスケットを外す。
ダービーカバーガスケットを交換する際には古いダービーカバーガスケットを外して、新品と取り換えるだけである。
古いのは指で摘まめば簡単に取れ、交換のガスケットも溝に入れれば簡単に入る。
簡単に交換できる物なので、交換する際には同時に行うと手間が省ける。
ダービーカバーの取り付け
ガスケットも取り付けたら、後はダービーカバーを取り付けるだけである。
もちろん、この取り付ける際にもボルトを締める際には対角に締める事を気を付けてほしい。
上から適当に締めると下側の隙間が空いてしまい、オイル漏れの原因となるので注意してほしい。

M8エンジンのダービーカバーの豆知識!

絵面が下向いている??
今回の記事を見て、取り付け後に絵柄が下に向いていると気になった方もいるだろう。
このダービーカバーはメーカーの制作ミスでプリントされている言わばB旧品になるのだ。
5穴なのだから向きは自由に決めればいいじゃないかと思う事だろう。
ダービーカバーはトップが決まっている。
M8モデルのダービーカバーはトップに溝が出来ており、車両側の溝と合わせる為、トップ位置は全て固定されてしまう。
その為、今回の取り付けたダービーカバーのように絵面が下を向いたりする事は通常あり得ないのだ。
人とは別の個性を出したいという方でもダービーカバーの向きは変えられないので注意が必要!
