ロッカーカバー
プッシュロッドの動きをバルブに伝えるロッカーアームなどの部品が入っているのでロッカーカバーという名前がつけられている。エンジンの最上部の カバー。 比較的簡単に取り外せるが、交換時には擦り合わせとトルクレンチの使用が必須。 ロッカーカバーの下には薄いインナーロッカーカバーがある。
ヘッドボルドブリッジ
スパークプラグの両脇にあるヘッドボルトに接続パーツを取り付け、その上からボルトで留める。作業時間は5から10分程度といったところ。ボルトの締めすぎには注意。
このパーツを取り付けてもプラグの脱着は可能だが、車載工具のプラグレンチは利用できない。ラチェットハンドルとソケットがあると、このパーツの上からでもプラグ交換が容易。
シリンダーベースカバー
取り付けは容易。シリンダーベースのボルトを取り外し、付属のボルトを使いマウントを取り付ける。そのマウントがカバーを取り付けるネジを受ける。このパーツはエンジンの左側のみで、左右セットではない。右側のものは、タペットブロックカバーと呼ばれる。
バッテリーカバー
サイドカバーの右側のカバー バッテリーの外側にあるカバーなので、通称バッテリーカバー スポーツスターでは普段開ける事はないカバー。
インナープライマリーカバー
プライマリーカバーとシリンダーベースの間を埋めるパーツ。 取り付けは簡単で、プライマリーカバーのボルトを使い共締をする。
プライマリーカバー
エンジンのクランクシャフトの動力を後方にあるクラッチを介してミッションに伝えている部分。 エンジン左側にあり、チェーンが使用されており、ここには1リットル弱のミッション&プライマリーオイルが入っている。 ちなみにオープンプライマリーというベルトを使用して、露出状態(空冷)で使用するパーツもある。 プライマリーカバーにはクラッチの外側にダービーカバーが、前方にはインスペクションカバーが付いている。 クロームやリンクルブラックのプライマリーカバーがあるが、大きなパーツであるためコストもそれなりかかる。 コストを押さえてプライマリーカバーをクローム化したいという場合には、ノーマルのプライマリーカバーの上から、トリムを装着することも可能だ。 ぱっと見は同じように見えるが、トリムとはプライマリーカバーの上にかぶせるカバーである。 トリムならコストが1/3程度に抑えられる。
ダービーカバー
交換するととても目立つ、存在感のあるパーツ。 クラッチ・インスペクションカバーとも言う。交換も比較的容易。 ハーレーだけでなくその他のメーカーから様々なデザインの物を選べる。 交換にはT27 トルクスレンチがあればOK。 ノーマルのガスケット(Oリング状)をそのまま再使用できる。
インスペクションカバー
正式名称はプライマリーチェーン・インスペクションカバー。 ダービーカバーほどの存在感はないが、ダービーカバーに合わせてカスタムするとセンス良くまとめれる。 プライマリカバーのカラーに合わせてリンクルブラック、ポリッシュ、クローム等の色から選ぶことが出来る。