スポーツスターのナンバーリロケーションとショートフェンダー

スポーツスターにはショートフェンダーが似合う

スポーツスターの中でも人気の48(フォーティエイト)やXL883N等のノーマルリアフェンダーは、その他のモデルと比べ短くなったが、それでも長めに感じる。
なぜなら日本仕様車はフェンダー下部にナンバープレートや反射板、ナンバーベース等が付いており、結果その他のモデルと同じくらいの長さになってしまっているせいだ。
ナンバーを移設するだけでも、かなりイメージが変わる。
さらにショートリアフェンダーに変更する事で、さらに迫力あるリアビューになるのでオススメだ。
但し、極短いリアフェンダーにする場合はストラット部分のカットが必要になり、一度カットすると当たり前だが元に戻せなくなる・・・が、非常にアグレッシブなスタイルになりかなりカッコイイ。

ナンバーのリロケーションと規定について

ナンバーは以前のスポーツスターではテールライトの上にある事が多く、大きなテールライトと合わせてカスタムに悩む部分であった。
テールライトを、薄いデザインの物やスモークレンズの物に交換するだけでもかなり印象が変わる。
また、最近ではLEDが主流であり点灯の仕方も特徴的な物が増えてきているので、色々と検討してみてほしい。
交換作業も簡単で手軽に出来る。

 

ナンバープレートをレイダウンする場合は、角度は40度まで(2021年登録車両から)と規定され、それ以前に登録の車両には明確な規定はないようだが、後方からちゃんと見えれば(カバーをかけたり、極端な角度でなければ)OKと思われる。

なので写真のようなナンバーレイダウンキットも問題ない。
見た目もスッキリとし取付も簡単なのでやってみてほしい。

写真のパーツはクリアキンの商品(9165)だが、USナンバー用なので別途アダプタ(NP-US)が必要になる。
国内メーカーのキジマ製の商品であれば、アダプタ等の必要はなく安価に抑えられるのでオススメだ。

  

スポーツスターのサイドナンバー

Made in USA のサイドナンバーは付かない?

冒頭でも少し紹介したサイドナンバーとショートフェンダーをもう少し詳しく紹介していく。

USAでもサイドナンバーの人気は高く、多くのサイドナンバーキットが販売されている。
例えば、左写真上はハーレー純正のサイドナンバーキット。
その下の写真はローランドサンズデザインのサイドナンバー。
しかしこれらは日本では使用できない。
なぜかと言うと、ナンバーの大きさがアメリカと日本では違うから。
日本のナンバーはアメリカの物よりひと廻り大きい。
固定するボルト穴の位置も異なる。
アメリカは4か所で固定するが日本は2か所。
下の2か所は使わなくても良いが、上2個の穴の間隔が異なる・・・それに、そもそもサイドナンバーの中にナンバーを収めるフレームが付いているが、ここに日本のナンバーは入らない。

アメリカ仕様には変換キットという手もあり

左のサイドナンバーキットはDK-CUSTOM製の商品。
アクスルシャフト共締めタイプ、もしくはサスペンションに共締めするタイプがある。
ボルト型のナンバー灯が付属する。
USナンバー用だが余計な枠などはないシンプルな物。

変換アダプタ(WMW-NPUS)を使用すればボルト穴のピッチが日本用になるので、日本のナンバーがボルトオンで装着できる。

 

ナンバー灯にはLEDを使用可能。
LED-numberlight

ナンバーにはナンバー灯が必要だが小さなLEDライトをボルトに組み込んだ物がある。
これをナンバー固定ボルトの所に使用する事ができ、かなりスッキリする。
特にサイドナンバーには似合う。

DK-Customのサイドナンバーキットには1個付属する。

まれにサイドナンバー上部にテールライトを付けて、ナンバー灯にしている車両がある。
クラシックでとてもカッコイイが、残念ながら車検には不適合なので注意。

 

縦ナンバーは禁止

以前はサイドナンバーで縦もOKだった。
しかし、2017年から縦ナンバーは禁止となったので、車検は通らない。
USAではOKなので現在でもキットは入手可能だが、実際に走行して取り締まりにあう可能性があるので、弊社では販売を中止している。
今からカスタムするなら横のサイドナンバーかセンターナンバーにしておいた方が安心。
テイルライトをセンターにして横のサイドナンバーなら車検もOKなので、サイドナンバーならその方がお勧め。

サイドナンバーで横だと少しはみ出る

サイドナンバーで日本の大きなナンバーを横取付けすると左にはみ出るので、多少だが走行に気を使ってしまう。
すり抜けを行う時などは特に感じると思う。
実際にはハンドルやひざの方が横に出ているが、バンク時等、気にした方が良いシチュエーションもある。

写真はキジマ製のサイドマウントナンバーステー(HD-01444)だ。
後ろ側よりに設置され視認性にも優れている。
また、車検にも適合するので安心だ。

サドルバッグにも干渉しないサイドナンバー。

通常サイドナンバーは左のアクスル部やサスペンション部に取り付ける事が多いので、大型のサドルバッグを取り付けたい人は干渉する可能性が高い。
そんな人にも、写真のようなハンガータイプのサイドナンバーキットはオススメだ。

 

ショートフェンダーが使える。

サイドナンバーにするとフェンダーが自由になりスッキリとしたスタイルになる。
さらにスッキリさせたいのであればショートフェンダーの装着も可能だ。
リヤのショートフェンダーは形状や長さ素材の違い等、色々ある。
ボルトオンタイプであれば気軽に交換出来るが、ノーマルと比べ少し短くなる程度。
かなり短くしたいのであればフェンダーストラットのカットが必要になり、難易度も上がるし元に戻す事が出来なくなってしまう。
また、素材もFRP製等の物は軽量だがタンデムが出来なくなってしまう。
タンデムしたいのであれば、スチール製の物を選ぼう。

 

センターナンバーとどっちが良い?

無理してサイドナンバーにしなくても、センターナンバーですっきりとさせたい、という要望も多い。
その場合は、センター用のキットも色々と販売されている。

写真上の商品は弊社のWorldMotorWorks(ワールドモーターワークス)製シーシーバー用 ナンバープレートマウントベース(WMW-NBM01)だ。
シーシーバーを取り付けている車両であれば、取り付けも簡単なのでオススメの商品だ。
写真下の商品はキジマ製のライセンスブラケットキット(HD-01392)だ。
これはフェンダーエッジライトと併用するタイプだが、単体で取り付け出来るタイプ(HD-01391)もラインナップされている。

 

リアフェンダーとナンバーはバランスが重要

結局の所、リヤフェンダーとナンバーは比較的大きめのパーツで関連しているので、バランスが重要。
どういうデザインのフェンダーでナンバーをどこにどう付けたらどうなるか、イマジネーションしてみよう。

写真上の商品:Cult Werk リア ボバーフェンダー(963055
写真下の商品:キジマ ナンバートランスファーKIT(HD-01467