いよいよベールを脱いだ、Revolution Max1250T搭載のSPORTSTER S。
ハーレーダビッドソンの伝説的なフラットトラッカー「XR750」からインスピレーションを得たというデザインは、レーシーでありマッシヴにも感じる。
小ぶりなフロントフェンダーはクラシックボバーのフロントエンドを思い起こさせる。
複数の走行モード
スポーツ、ロード、レインに加え、2つのカスタムモードが選択可能となっており、小ぶりなボディに搭載された、121馬力という弩級のパワーを様々なライドモードを堪能する事が出来る。
単純にスペックシートを見ただけでも走行性能の高さが伺える。
スポーツスターSに搭載されているトレリス・スイングアームには、ブレースデザインが施されており、シャシーの剛性をさらに高めている。
スタイリング&デザイン担当のHARLEY-DAVIDSON 副社長のブラッド・リチャーズは、”これはオオカミの皮を被ったオオカミだ”と断言しているそうだ。
2021 スポーツスターSのスペック
排気量 cc | 1,252 cc | ホイールベース mm | 1,520 |
---|---|---|---|
減速比 | 6段 12.21 / 9.022 /6.994 / 5.641/ 4.731 /4.131 | 総重量 kg | 228 |
タンク容量 ℓ | 11.8 | フロントフォーク径 mm | 43 mm倒立フォーク |
最大トルク (Nm)/(rpm) | 125 Nm / 6000rpm | ボア×ストローク mm | 102 × 114 |
オイル容量 ℓ | 4.5 | 圧縮比 | 12.0:1 |
全長 mm | 2,270 | レイク(°) /トレール mm | 30 / 148 |
全高 mm | – | 最低地上高 mm | 90 |
全幅 mm | – | タイヤサイズ(前) | 160/70TR17 73V |
主要装備 | オールLEDヘッドランプ 4インチビューアブルエリアTFTディスプレイ Bluetooth対応 | タイヤサイズ(後) | 180/70R16 77V |
メーカーページはコチラ↓
HARLEY-DAVIDSON JAPAN
スポーツスターSのカスタムについて
現在、各カスタムパーツのメーカーより製品は続々と発売されている。
カスタムパーツは随時追加されているので、コチラもチェックしよう。
このスポーツスターSが初めてのハーレーとなる方も多くいるかと思う。
ハーレーではメンテナンスパーツについては車種専用の物があったり、年式で異なったりするので注意が必要となる。
それでは早速、
スポーツスターSのカスタムパーツの旅へいざ行こう!
サドルバッグ
どんなツーリングでも収納が欲しいと思う方は多いだろう。
そんな皆様にお待ちかねの専用サドルバッグがエンズ・クオイオより発売された。
2種のサドルバッグを紹介します。
熟練のタンナーにより製造されるしっかりとした厚さのベジタブルタンニングレザー、熟練の職人によるレザーの裁断・縫製はとても美しい仕上がりと言える。
一生モノと言えるようなレザー製品は実に輝いて見える。
そんな製品を送り出す、筆者ゴリ押しのメーカーだ。
2本ベルトのDub サドルバッグと1本ベルトのFusion サドルバッグだ。
画像だけでも如何に質感の高いレザーを使用し丁寧に仕上げてあるか判ると思います。
深く型押しをされてはっきりとした印影となっているメーカーロゴを見れば、革の厚さはもちろん、レザー自体の張りの強さを見て取れるだろう。
また、縁取りのトリム部のレザーとサドルバッグ本体の段差を見れば、とてもしっかりとした強度も伺える。
何より、トリム部の太糸によるダブルステッチングは、頑丈を通り越して頑強と言えるだろう。
たとえ車両を乗り換えたとしても、何か加工や細工を施してでも使い続けたくなる、そんなサドルバッグだ。
注意点としては、2本ベルトのDub サドルバッグではパッセンジャーペグマウントは併用不可となり、1本ベルトのFusion サドルバッグではパッセンジャーペグマウントが併用可能というところだろう。
これはライディングスタイルによって選びたいところだ。
フロント周り
まず手始めに…きっとスポーツスターSのフロントフェイスを歓迎する方もいれば、丸目が恋しくいるだろう…
そんなあなたに…選択肢となる商品がCULTWERKより発売された!
メーカーイメージとしては、Vロッド・ナイトロッドスペシャル風のルックスにドレスアップする商品と定義されているそうだ。
しかし、あえて言おう。
これはXLスポーツスターより正統進化したご尊顔であると。
あまり資料画像が無いところは玉にキズだが、誰だって見ればわかるさ。
スポーツスターのヘッドライトバイザーへのオマージュを物凄く感じる事を…
参考画像。
向きが…
お帰りなさいスポーツスター。
商品はコチラ↓
未塗装品はコチラ↓
スポーツスターSのシート周り
シート下に収納が!?
切りつめられつつスタイリッシュなデザインのこちらのシートは、コルビンのギャンブラー・スマグラーシートという。
スポーツスターSとの一体感は流石の一言だが…老舗のシートメーカーはやることが一味違う。
このシートには驚く事にシート下収納スペースが設けられている!
コイツ…開くぞ!
こういった収納が欲しいと思う瞬間はどのハーレー乗りに聞いてもあることは間違いないだろう。
このシートならサドルバックや煩わしいボディバッグに頼らずとも、ツーリングを楽しむ事が出来るだろう。
お気づきの方もいるかと思うが、下記の画像の様にレーシーなシートの他にリアフェンダーキットも用意されている。
シートのみでスパルタンなシルエットに纏めるのも良いが、モダンな魅力を放つリアフェンダーキットも純正品と見紛う程の素晴らしい一体感だ。
フェンダーキットは純正シートに取り付ける事も出来る。
商品ページでは収納部のサイズ等の詳細もご案内しているので是非チェックして欲しい。
カスタムガイド太鼓判のシートはコチラ↓
リアフェンダーキットはコチラ↓
車両の発表と共にまず一番疑問に感じたのは、短く切り詰められたリアフェンダーではないだろうか。
これではタンデムは無理なのでは?という疑問を抱いたのは筆者だけでは無いはずだ。
そこは流石のHARLEY-DAVIDSON。
既に優れたデザインの純正のカスタムパーツが発表されている。
ピリオンパッドは水染み防止の為、ステッチラインへのシームシールが施されている。
リアフェンダーの延長キットもセットに含まれており、パッセンジャーの背中にかかる水しぶきや破片を避けるための考慮が成されている。
分離構成ながら、一体感のあるデザインは、純正だからこそのモノだろう。
商品はコチラ↓
スポーツスターSの吸排気
ところで、ハイテクデザインなスポーツスターSに似合うマフラーとは何だろう。
筆者はこれを考えると夜も眠れない…
標準装備の二連エキゾーストは迫力満点だが、これだけでは満たされないというのはカスタムフリークなら当たり前の事だろう。
現在販売されている二種のマフラーは、まるで表と裏と言える程にスポーツスターSへのカスタムアプローチが異なっている。
これより、そんな二極の製品をご案内していこう。
まずはドイツが誇るマフラーメーカーの雄、KessTechのExplorerマフラーだ。
これは…とんでもなく格好良い。
エキゾースト本体のプレスラインとシートカウルのラインとのなんとも絶妙なシンクロ具合。
こちらの見た目だけも満足度は高いと言えるが、環境へ考慮されたEURO5への適合品となるので安心して使用出来る。
また、ご存知の方も多いかと思うが、目玉機能はやはり音量可変機能だろう。
なんと、ハンドルバーに装着したボタンで、音量を3段階に調節出来る!
環境に優しい上にご近所さんにも優しい。
その優しさはバ〇ァリンを軽く超えている。
タンクからリアエンドにかけてのバランスは申し分なく美しい。
目にも優しいというのか…
標準装備のマフラーより軽量になっているので、車体の切り返しも更に楽になる事は間違いないだろう。
商品はコチラ↓
スポーツスターSのペグ周り
先述にて紹介したピリオンパッドやシートに付随して、必ずパッセンジャーペグ&マウントも必要となるので下記にて紹介しよう。
商品はコチラ↓
高耐久性が自慢のビレットアルミニウム製のペグだ。
Wild Oneコレクションという、純正カスタムパーツの一角を担う製品となる。
グロスブラックが艶めかしく光る、メカニカルで大胆なカット形状のペグだ。
商品はコチラ↓
スポーツスターSのウィンドシールド
長距離のツーリングとなると、やはり欲しくなるのはウィンドシールドだろう。
純正ならではの、ハイクオリティな一品となっている。
デタッチャブル機構を備わっており、簡単な脱着が可能となっている。
社外の商品とは違い、アグレッシブなスモークの濃度やスパルタンなデザイン、そして信頼のおける強度は無二の存在となるだろう。
付属しているパーツ構成を見れば、いかに着脱が楽なのかを垣間見る事が出来る。
また、純正ならではの高品質なハードコーティングを施されており、警察のライオットシールド等にも使われている傷や破損に強いポリカーボネート材を使用している。
走行中に飛び石等が発生しても、安心の出来る強度だろう。
商品はコチラ↓
スポーツスターSのメンテナンスパーツとHD-PARTS.jpの歩き方について
初めてのハーレーがスポーツスターSとなる方も沢山いると思う、ここではメンテナンスパーツを中心に、HD-PARTS.jpの歩き方などもちょいと細かく説明をしていこう。
まず、誰もがカスタムを始めるにあたり下記の要素に悩む方も多いと思うのでコチラをご案内したい。
カスタムパーツを探すにあたっては…
赤丸部分をクリックすると、画像の様なカテゴリーページが表示される。
ここに表記されるパーツは、基本的にスポーツスターSへ取り付けの出来る適合商品となるので、安心してパーツの吟味をして欲しい。
思い描くカスタムを再現するパーツを吟味の最中には、様々な葛藤や不安を抱く事もあるかと思う。
例えば…
- パーツの取り付け方や手順等に関しての不安。
- 製品のサイズや仕様、海外メーカー製品への不安や疑問。
- 車両への適合や類似製品についての不安や確認。
こういったことがあれば、ハーレーのパーツ専門店 HD-PARTS.jpのサポートチームへ是非ご相談していただきたい。
専門知識を持ったサポートチームが販売商品について、電話・メールによるサポートを日々全力で行っている。
サポートはコチラ→HD-PARTS.jpのサポート
このようなトリッキーなライディング方法についてのご案内は出来ないのでご注意願いたい。
と、まずはサポートについてお伝えしたが、これよりメンテナンスパーツについてご案内していきたいと思う。
スポーツスターSのメンテナンス用品は、通販や実店舗でいわゆるハーレー用なら使用できると考えて購入するのはキケンだ。
というのも、オイルフィルターはもちろん、プラグやオイルフィルターレンチ等、スポーツスターSは専用品がとても多いのだ。
まずはメンテナンスのカテゴリーページの表記から見ていこう。
ページはコチラ↓
PC版での表記となるが、リンクを開くとメンテナンス用品等はこのような各カテゴリーに分かれている。
各カテゴリー内にはそれぞれのジャンルに沿った商品が掲載されている。
まず、第一に気を付けて欲しい事、それは工具の選定だ。
【工具、ケミカルについて】
かく言う筆者もスポーツスターSのパーツカタログを確認するまで気づかなかったのだが、従来のハーレーの工具と言えばインチ規格の工具だが、スポーツスターSで使われているボルトやナットのハードウェアの多くはミリ規格となっている。
工具の選定を誤れば、必然的に作業が行えなくなるので要注意が必要だ。
入手の容易なミリ規格の工具が使用出来るとは嬉しい誤算と言えよう。
スポーツスターSの車載工具も専用品となっている。
画像の工具はコチラ↓
【オイルについて】
ハーレーのオイルと言えば、鉱物油をこまめに代えるのが嗜みという方も少なくはないだろう。
筆者は横着なのでシンセティックをたまに交換する留まっている…
スポーツスターSでは標準の純正オイル交換キットは既存のオイルキットと異なり、シンセティックブレンドかフルシンセティックのキットとなっているので注意が必要だ。
また、スペックシートにも記載しているが、スポーツスターSのオイルの最大容量は4.5ℓとなっているのでこちらも参考にしていただきたい。
オイルは嗜好品とも言えるので、どちらのキットを選んでも間違いは無いだろう。
オイルフィルターとフィルターレンチも専用品となるので新たに用意が必要だ。