ハーレーの多くの社外マフラーには標準では消音バッフルが入っていない(整流用のバッフルが入っている)。反対側が見える・・
そのままではちょっとうるさかったりするので、バッフルを消音タイプに交換する。
マフラーのバッフル交換は手順はシンプルだが、いくつか注意する点がある。
以下はRUSH(ラッシュ)のマフラーのバッフル交換の手順。他のマフラーでも同様の手順の物が多い。
ポイント:箇所にあった工具を使用する。
マフラーのネジは固く締まっている。良い工具を使用しないとナメてしまって外しにくくなる事がある。車載工具では厳しい場合もある。
手順の流れ
バッフル固定ネジを外す
バッフルはマフラーの外側からボルトで固定されている。
ラッシュ3インチマフラーの場合はトルクスネジ(T40トルクスレンチを使用する)。固く締めてあるので、ソケットの使用がお勧め。
写真はトルクス・ソケットにラチェットを組み合わせて使用している(ラチェットの頭を押しながら、ソケットをはめ込む)。
バッフルを引き抜く
バッフルはマフラー内でがたつかないように固く入っている。
後ろに引き抜くのだが、そのまますっと引きぬける事は少なく、一番苦労するポイント。
バイクはローギアに入れて動かないようにしておく。
バッフルに何かを引っ掛けてハンマーなどでショックを与えて引き抜く。力まかせに引っぱってもなかなか抜けない。実際には「叩き出す」という作業となる。
(注:まれに内部のグラスウールが噛んでしまって抜けにくい事がある。その場合は無理に抜くとバッフルが変形し使えなくなる事がある。)
お勧めは、写真のスライディングハンマーの使用。RUSHのバッフルは引き抜きやすいようにバーが付いているので、ここに引っ掛けて“コンコ ン”と外していきます。
スライディングハンマーは AMAZONなどで2000~3000円で販売されている。
注:2014年式スポーツスター用のフロントマフラーはバッフルを引き抜こうとするとバッフルがマフラーステーに干渉してしまうので、一度マフラーを取り外して交換し、元に戻す必要がある。
バッフルを入れる
交換するバッフルを入れる時は手で入るまで入れて、後はプラスチックハンマーなどで叩いて入れていく。
ネジ穴がぴったりとなるように慎重に叩かないと、後で穴位置を微調整して合わせる必要がある。
トルクスのネジでバッフルを元通りに固定して終了。(注意:このときネジを回すというよりは、ネジは固定して裏側の1/2ナットの方を回して留めた方がよい。マフラー表面のメッキや塗装に傷がついてしまうため。)