スポーツスターのタンクの取り外し(2)&カウベルホーンを取り付ける

以下の手順は2007年以降のスポーツスターが対象。

スポーツスターのホーンは音が小さく、存在感も小さい。
そこで、ツインカムのようにカウベル・タイプのホーンをエンジン横に取り付ける時の手順を紹介しよう。

注意:取り付けにあたり、タンクを外す必要がある。ホーンの配線がタンクの下側にある為。
降ろしたタンクを安全に置けるように場所を確保しておく。また、電装系の作業をするので、予めバッテリーのマイナス端子かMAXIフューズを外しておくことをお薦めします。

フュエルアダプター

フュエルアダプター

タンク左側のフュエルアダプターを外す。クロームの部分を上に上げ、アダプター部分を下に外すとアダプターが抜ける。ガソリンが少量出てくるので、ウエスなどを予め用意しておく。

ベントライン

ベントライン

次に、タンク左側のベントラインを外す。
ベントラインは直射日光などでタンク内の温度が上昇した時にタンク内の圧力を逃がす仕組み。
ハーレーでも昔はフューエルキャップから圧力を逃がすベント付きのキャップが多かったが、現在はタンクキャップはNONベント式で、タンクにベントのラインが装備されている。

フュエルポンプのコネクター

フュエルポンプのコネクター

続いてフュエルポンプのコネクタを外す。カプラーはカバーの中に隠れている。

タンク後部のボルト(シートを外した状態)

タンク後部のボルト(シートを外した状態)

タンク後方のマウントボルトを取り外す。

タンク前部のボルト

タンク前部のボルト

同様にタンク前方のマウントボルトも外す。

タンクが外れた

タンクが外れた

この段階でタンクが不安定になるので、注意しながら降ろす。

ボルトを外します

ボルトを外します

ホーンの配線を取りだすために、配線類がまとまっているタンク後方のマウントボルトを外す。

タンク下にあるツメ

タンク下にあるツメ

リア側のツメを外す。

ホーンのコネクタ

ホーンのコネクタ

車両についているホーンからコネクタを外し、配線をシリンダーとシリンダーの間まで持ってくる。ホーン本体も取り外す。

カウベルホーンキット

カウベルホーンキット

取り付けるホーンキットのホーン本体をカバーの中に入れる。

固定します

固定します

ワッシャーを入れ、ナット(10mm)で固定する。

クリップナット

クリップナット

続いてクリップナットを2箇所に入れる。

ブラケットを取り付けます

ブラケットを取り付けます

ホーンブラケットを当て、2カ所 をボルトで固定する。このとき、上側にはホースクランプを入れます。

ボルトを外してブラケットを挟み込みます

ボルトを外してブラケットを挟み込みます

今度は車両のほうの2カ所のボルトを外し、マウンティングブラケットをボルトとワッシャーを使って固定する。

ホーンマウンティングブラケット

ホーンマウンティングブラケット

続いてホーンマウンティングブラケットをエンジンに取り付けたブラケットに2本のスクリューで固定する。

ブッシングとワッシャーを入れたところ

ブッシングとワッシャーを入れたところ

ホーンマウンティングブラケットの先に、ワッシャー→ブッシング→ワッシャーの順番でそれぞれはめ込み、裏からナットで固定する。

ホーン本体取り付け

ホーン本体取り付け

さらにその先にホーンを取り付け、スプリングワッシャーを入れてからアコーンナットで固定する。

配線を挿して完成

配線を挿して完成

取り外しておいた配線をホーンの下側から挿し込んで完成。