以下の手順は2007年以降のスポーツスターが対象。
スポーツスターのホーンは音が小さく、存在感も小さい。
そこで、ツインカムのようにカウベル・タイプのホーンをエンジン横に取り付ける時の手順を紹介しよう。
注意:取り付けにあたり、タンクを外す必要がある。ホーンの配線がタンクの下側にある為。
降ろしたタンクを安全に置けるように場所を確保しておく。また、電装系の作業をするので、予めバッテリーのマイナス端子かMAXIフューズを外しておくことをお薦めします。
タンク左側のフュエルアダプターを外す。クロームの部分を上に上げ、アダプター部分を下に外すとアダプターが抜ける。ガソリンが少量出てくるので、ウエスなどを予め用意しておく。
次に、タンク左側のベントラインを外す。
ベントラインは直射日光などでタンク内の温度が上昇した時にタンク内の圧力を逃がす仕組み。
ハーレーでも昔はフューエルキャップから圧力を逃がすベント付きのキャップが多かったが、現在はタンクキャップはNONベント式で、タンクにベントのラインが装備されている。
続いてフュエルポンプのコネクタを外す。カプラーはカバーの中に隠れている。
タンク後方のマウントボルトを取り外す。
同様にタンク前方のマウントボルトも外す。
この段階でタンクが不安定になるので、注意しながら降ろす。
ホーンの配線を取りだすために、配線類がまとまっているタンク後方のマウントボルトを外す。
リア側のツメを外す。
車両についているホーンからコネクタを外し、配線をシリンダーとシリンダーの間まで持ってくる。ホーン本体も取り外す。
取り付けるホーンキットのホーン本体をカバーの中に入れる。
ワッシャーを入れ、ナット(10mm)で固定する。
続いてクリップナットを2箇所に入れる。
ホーンブラケットを当て、2カ所 をボルトで固定する。このとき、上側にはホースクランプを入れます。
今度は車両のほうの2カ所のボルトを外し、マウンティングブラケットをボルトとワッシャーを使って固定する。
続いてホーンマウンティングブラケットをエンジンに取り付けたブラケットに2本のスクリューで固定する。
ホーンマウンティングブラケットの先に、ワッシャー→ブッシング→ワッシャーの順番でそれぞれはめ込み、裏からナットで固定する。
さらにその先にホーンを取り付け、スプリングワッシャーを入れてからアコーンナットで固定する。
取り外しておいた配線をホーンの下側から挿し込んで完成。