ハーレーにとってエンジンオイルは無くてはならない重要なもの。適したオイルを使用して調子よく維持したい。

まず、シンセティックオイルは耐摩耗性が高いので、オイルが汚れにくい。数1000Km走行後のオイルの色を比べると鉱物油の方が黒くなっているのが激しい事が判る。
あと、シンセティックは揮発性が少なく長持ちする。鉱物油は揮発により成分が変わってくるので走らなくても年に1~2回は交換が推奨となる。例えば自動車のBMWでは推奨シンセティックオイル使用を前提に交換サイクルは25,000Kmとしているくらい。シンセティックは長く良い性能を保つので価格差以上の違いがあるかも知れない。
最近、鉱物油とシンセティック(100%化学合成)オイルをブレンドした部分化学合成油も出回っているが、純正オイルには無い。
様々なメーカーのオイル

ツインカム・エンジンやミルウオーキーエンジンにはシンセティックの方が良いが、古いショベル以前のエンジンには鉱物油の方が良かったりする。これはシンセティックでは粒子が均一で細かくオイル漏れしやすいなどの弊害があるから(実は古い空冷ポルシェなどもそう)。
古い空冷エンジンには50Wや60Wなどシングルグレードのオイルがピッタリの特性だったりする。