ハーレー標準車載工具にはスパナ/メガネレンチは入ってくるが、ソケットレンチはついてこない。
強く締め付けてあるボルトはスパナ/メガネレンチでは緩みにくく、ソケットレンチがあると便利。
奥まった場所にあるボルトを緩める時もソケットは重宝する。
ソケットはラチェットレンチで回すので、 中にギアが入っており、工具を外さないで緩めたり締めたりできて作業性が良い。
ラチェットレンチは差し込み部のサイズが使用トルクにより分かれている。
1/4インチ、3/8インチ、 1/2インチの3種類が通常よく使用するサイズだ。
3つのサイズのラチェットレンチが付属してくるソケットセットもあるが、変換 アダプタを使用すれば、3/8インチサイズのラチェットレンチ1本で使用できる・・・が、オーバートルク等になる場合があるのでオススメはしない。
また、ソケットには標準のソケットとネジが飛び出した部分にも使えるロングソケット(ディープソケット)がある。
例えばマフラー のクランプネジなどはネジが飛び出しており、スタンダードソケットは使用できずディープソケットが必要 になる。
スタンダードとディープの両方をセットで揃えておきたい。
マフラー交換であれば、ディープソケットも付いてラチェットレンチと延長ロッドも付くので、このキットで十分対応可能だ。
但し、他の整備やカスタム等も検討しているなら、少し心許ないかもしれない。
写真の工具:【HT-41239】
もう少し突っ込んだ整備やカスタムをやるのであれば、写真の工具位は持っておきたい。
色々なトルク値に合わせた各ドライブやスパナ、ビットソケットも付属するので、出来る内容が大幅に広がる。
また、ハーレーでは一部ミリボルトも使用されているので、ミリ工具も付属しているこのセットはお得だ。
ただ、ビットソケットの種類に関しては種類が少ないので、別途買い足す事をオススメする。
写真の工具:【HT-20277】
ディープソケットは、写真のマフラークランプのようなボルト部分が飛び出している箇所に使用するソケット。
ちなみにハーレーのマフラークランプ部は、9/16サイズのディープソケットを使用する。
写真の工具:【41306】