サドルバッグの組み立て(2014以降モデル)
社外品のサドルバッグの中には、ラッチ、ヒンジ等組み込み済みでない商品がある。
未塗装品の場合は塗装する事を前提なので、あえて組み込んでいない商品が多い。
1993~2013モデルのサドルバッグであれば、そんなに複雑な構造ではないので見れば何となく理解できる。
2014以降モデルから構造が変わり、片手で開閉が可能になった。
しかしその分、構造が多少複雑になり写真のような「サドルバッグラッチ、ロックキット」を自身で組み込むには難易度が上がってしまった。
なので、以下に順を追って記載する。
まずラッチアッセンブリーにロックケーブルを溝に沿わせながら写真のように固定する。
ロックケーブルは左右があるので写真を参照する。
※写真は右側。
ラッチアッセンブリー本体にもスプリング用の小さい穴が開いているので、そこにスプリングの先を入れる。
スプリングをはめたらプレートをM3ボルトで固定する。
ラッチアッセンブリー本体に写真のロックアームを溝に合わせ装着する。
ロックアームにレバーインサート(写真左下)を、ロックアームの穴に合わせ差し込む。
フロントのロックプレート(写真右下)を差し込み、タップネジで固定する。
※※タップネジは樹脂製部品に使用する為、締めすぎると簡単に破損するので締めすぎには充分注意が必要。
※ロックアームがスムーズに前後にスライドする事を確認する。
※ロックワイヤーがロックの位置になっていると動かないので、その場合は反対側(ヒンジ側)のワイヤーを動かしてロックを解除する。
組みあがったアッセンブリーをリッド(蓋)の裏側にタップネジで固定する。(リッド内側の4か所)
外側もしっかりとはめ込む。
左右で形状が違うので注意。カギ穴がバッグ前側に来るよう取り付ける。
ヒンジアッセンブリーにキーシリンダーをM4のボルトで取り付ける。
キーシリンダーの向きに気を付ける。
キーシリンダーにロックワイヤーを取り付ける。
取り付け後、キーを挿して動きを確認する。
裏側からM4ボルト3か所で取り付ける。
日本製ではないので精度が多少悪く、カギ穴とピッタリ収まらない事があるがカギ穴部分を先に入れ、後からボルト穴をあわせて取り付けるとやりやすい。
ラッチレバーにOリングを通し、リッド(蓋)側にウレタンフォームを張り付ける。
ラッチレバーを接合部の形状を合わせながら穴に入れ、裏側からM4のボルトで固定する。
レバーの動きに多少の遊びがあるが問題ない。
ロックアームの動きと、ロックがかかるかを確認する。
サドルバッグボトムにインナーロックブラケットをM4ボルトで取り付ける。
グロメットを取り付ける。バッグ外側が厚みのある方。
リッド裏側の溝に押し込みながら、リッドガスケットを両面テープで張り付ける。
テザー両端にブラケットを差し込みテザーと共締めして、リッド裏側にタップネジで取り付ける。
ヒンジの取り付け穴4か所のうち、内側2か所をボトム内側からM4ボルトで取り付ける。
外側2か所をテザーと共締めする。
※先の尖ったもので、あらかじめテザーに穴を開けておいた方がやりやすい。
ヒンジカバーにリフレクターは取り付けてないので、お好みでリフレクター(反射板)あるいはインサートを取り付ける。取り付けは両面テープで張り付けるだけなので簡単に装着できる。
以上で完成!