このキットを使用するとO2センサーがワイドバンドになり、空燃比設定が自由になります。 トルク、パワーがノーマルから大きくアップします。 特に最高出力領域より中速領域をアップさせる事ができます。 ワイドバンドを使用すると、通常走行域（1000～4000回転）のパワーとトルクを大きくアップできるようになります。ノーマルでも全開領域では空燃比を12.6:1前後の濃いセッティングでパワーが出るようにしてあるので、ワイドバンドでも大きくは変わりません。しかしナローバンドＯ２センサーが動作しないオープンループになりますが、ワイドバンドではＯ２センサーが動作するので、クローズドループでオートチューンが可能になり、アイドリングから全開領域までまんべんなくパワーアップする事が可能になります。 ノーマルのナローバンドO2センサーは通常走行領域で空燃比が14.3～15.0位で設定してあり、変更すると電圧が出力されなくなります。 燃費が良く排ガスもクリーンですがパワーはあまり出ません。 エアクリーナやマフラーを効率の良いものに変えるとさらに薄いセッティングになりトルクが下がったりエンジン温度が上昇したりします。 そこで、パワービジョンやFP3などを使用してセッティングしたりしますが、O2センサーがノーマルの状態では空燃比をパワーが出る14以下（13.5 前後がお勧めです）には設定できません（設定するとクローズドループではなくなります）。 その結果、薄めのセッティングのままオートチューンで充填効率を合わせるだけで走っている車両が非常に多い状況です。 特に効率が高いフルエキやハイフローエアクリーナーに変更し、トルク減少やアフターに困っている人にはこのキットがぴったりです。 パワービジョンでVE値が適正になっても、さらにパワーが必要な場合にはこのキットで空燃比が自由に設定できてパワーをアップできるので、すべてのマフラーやエアクリーナーを交換した人にお勧めです。 本当はインジェクションチューニングでパワーアップを望むならワイドバンドは必須です。 このキットを使用するとワイドバンドO2センサーでパワーの出る空燃比でオートチューンが可能になり、さらにユニットで信号を変換し、ECMに信号を送ってリアルタイムでクローズドループ動作が可能になります。 ノーマルでは高回転時やフルスロットルではオープンループになってしまいますが、このキットではクローズドループで動作でき、指定した空燃比に合うように燃料噴射が調節されます。 いつでもパワービジョンの画面で空燃比やアイドリングなどを変更できます。ノーマルのECMを使用している安心感もあります。 このキットを使用するにはパワービジョンが必要になります。最初から他のキットではなくパワービジョンでセッティングしておけば、後でこのキットでワイドバンド仕様に変えれます。 弊社作成の日本語説明書があります。 希望の方は通信欄へ記載ください。 このキットには18mmのワイドバンドO2センサーが付属してきます。最近のハーレーは12mmのO2センサー（ナローバンド）を使用しているので、その場合は付属の18mmO2Bungを使用します（カスタムショップなどで溶接が必要）。18mmセンサー装着車はポートをそのまま使用できます。エキパイによっては12mmと18mmの２つのポートがある物もあります。 事前に装着されているO2センサー径を確認して下さい。 エキパイを交換する時やフルエキの場合は、あらかじめ18mmセンサー用を選択しておけばO2Bungの取り付けが必要なくなります。